２０２２年１１月１３日「決してだれにも話さないように」

2022年11月13日

「決してだれにも話さないように」

牧師　金子昭典

「すると、ひとりのらい病人がみもとに来て、ひれ伏して言った。

『主よ。お心一つで、私をきよめることがおできになります。』

イエスは手を伸ばして、彼にさわり、『わたしの心だ。きよくなれ。』

と言われた。すると、すぐに彼のらい病はきよめられた。

イエスは彼に言われた。『気をつけて、だれにも話さないようにしなさい。

ただ、人々へのあかしのために、行って、自分を祭司に見せなさい。

そして、モーセの命じた供え物をささげなさい。」

（マタイ8：2～4）

では、どうして『気をつけて、だれにも話さないようにしなさい。』

と言われたのでしょうか。それは、イエス様、御霊（聖霊）様

ご自身を求めずに、癒し、奇跡だけを求めている方が

多くおられたためだと思います。新聖歌346（聖歌598）の

１番の歌詞にあるように「かつてはわれ良きものを、

求めて主を忘れたり。賜物より癒しより与え主ぞさらに良き。

わが全ての全てなる主をばあがめん、とこしなえに。」

これが大切だと思います。神のみこころは、癒しや奇跡を

求めるよりも、まずイエス様、御霊様ご自身を求めることです。

神様はみこころを求めることをとても喜ばれます。

イエス様ご自身、御霊様ご自身を求めることよりも、

癒し、奇跡だけを求めるようだとその不信仰のゆえに

『気をつけて、だれにも話さないように』と言われるのです。

栄光は主のものです。